無常の教え

無常の教え

無常の教え

にほんブログ村 哲学ブログ 仏教へ

私が翻訳させていただいた、アーチャン・チャー長老の『無常の教え』が10月28日、発売になりました。


以下、訳者あとがきからの引用です。

本書は二十世紀のタイ仏教を代表する僧侶の一人であったアーチャン・チャーのもと、数年にわたり出家生活を送った西洋人ポール・ブレイターが師の法話を編纂した、『Everything Arises, Everything Falls Away: Teachings on Impermanence and the End of Suffering』の邦訳です。
本書の編纂までの詳しい経緯や、アーチャン・チャーの詳しい経歴に関しては、本書の中の「英語版訳者あとがき」にポール・ブレイターの言葉として詳述されていますので、そちらをご参照いただければ幸いです。
本書の英語版訳者であるポール・ブレイターや、彼と共に『手放す生き方』を編纂したジャック・コーンフィールドは、タイでの修行を終え帰国した後、彼らがアーチャン・チャーのもとで学んだヴィパッサナー瞑想(Insight Meditation)のアメリカでの普及に尽力します。
特にインサイトメディテーションソサエティ(Insight Meditation Society)を仲間と共に設立したジャック・コーンフィールドの活躍は目覚ましく、その彼の師匠でもあるということで、英米圏ではアーチャン・チャーの知名度は比較的高いものでした。
そのようなアーチャン・チャーの書籍を日本でも紹介をしたいと思っていたところ、サンガの島影透社長のご助力で、二○一一年に、アーチャン・チャーの邦訳書の第一弾として、『手放す生き方』を刊行することができました。
単行本版の『手放す生き方』は幸いなことに多くの読者のご支持を得て版を重ねることができ、二〇一二年には、サンガ文庫の一冊として収録されるに至りました。
そして、ここにようやく『手放す生き方』の続編的な位置づけを持つ本書、『無常の教え』をお届けできることになりました。


ぜひ、書店でお手にとってご覧になっていただければ幸いです。