『チベット自由人権日本100人委員会』発足記念シンポジウム
30日、山下良道師と、一法庵の修行者の皆さんと、憲政会館で開かれた『チベット自由人権日本100人委員会』の発足記念シンポジウムに参加してまいりました。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080730/chn0807301842004-n1.htm
シンポジウムにはたくさんの国会議員も訪れていました。
5月の東京でのデモなど、チベット問題への社会の関心の高まりを反映して、政治家のかたたちも従来よりチベット問題に関わっていこうという方向性が感じられました。
シンポジウムでは評論家の櫻井よしこさんの
日本人はマスメディアからの限られた(日本語での)情報にしか触れられないため、世界の常識、情勢と認識が極めて乖離している。
世界から取り残されないためにも、私たちはもっと自覚的に情報を収集し、勉強したほうがよい。
という指摘が印象的でした。
さらに、今回の主賓であるダライ・ラマ法王の実兄である、ギャロ・トンドュプ閣下のスピーチは来場していた多くの人の心に働きかけるものでした。
80歳という高齢でありながら、ユーモアを交えながら、現代チベット史に明るくない私たち聴衆に対して、中国政府に対する長年の抵抗の歴史を語るくだりは圧巻といってもいいものでした。
これからも亡命チベット人のリーダーとして1日もお元気でギャロ・トンドュプ閣下が活躍されることをお祈りすると共に、会の最後に発起人のペマ・ギャルポ氏もおっしゃっていましたが、チベットに平和が訪れ、このようなチベット解放の運動をしなくてもよい日が来ることを願わずにはいられませんでした。
生きとし 生けるものの 悩み苦しみがなくなりますように