野口 健さんの想い
世界的なアルピニストの野口健氏が、氏のブログにおいてチベット問題の平和的解決への願いを語っています。
http://blog.livedoor.jp/fuji8776/archives/51052593.html
温厚な野口さんはもちろん暴力行為を扇動することなどありませんし、オリンピックのボイコットなども主張されていません。
平和への願いを口にしただけです。
が、すでに野口氏に対して圧力がかかっているとのことです。
中国にとってタブー中のタブーであるチベット問題について発言を繰り返せば二度とチベットに入れなくなるかもしれない。
すでにその手の忠告がないはずもない。
ひょっとすると、もう二度とチョモランマに帰れないかもしれない。
私の故郷が一つ奪われてしまうかもしれない。
極めてデリケートなテーマだけに正直、発言に躊躇もしたが、しかし、現場を知っている人間は逃げられない。
そして語らないことは加担する事と同じだ。
確かに一登山家に出来る事は限られている。
しかし、私にも何かが出来るはず。そうせめて声を上げ続けていきたい。
チベットの状況に知悉し、また冷静で穏健な野口さんの文章はとてもわかりやすいです。
チベット情勢に関心のあるかたは、ぜひご覧になってください。
ダライ・ラマ法王は、「すべてのチベット人は、オリンピックを妨害する行為はするべきではない」との声明を出されています。
しかし、イギリスでの聖火リレーでは、ロンドン市民による抗議もあったようです。