チベットの現状と五輪の行方 成功に終わる


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7/16のエントリで紹介した「チベットの現状と五輪の行方 〜DO YOU KNOW TIBET?〜」ですが、たくさんの参加者を集め、無事終了したそうです。


http://mainichi.jp/area/aichi/news/20080721ddlk23040117000c.html



先日、神戸学院大学経済学部准教授の梶谷懐氏のブログ


http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20080717


を見ていると、とても興味深い言葉が書かれていました。

中国に限ったことではなく、民族問題は確かに複雑な問題を抱えている。
それに対してたとえ人権思想であろうがなんだろうが、「絶対的な正義」の感覚で臨むことが危険だというのもその通りだろう。
しかし、その「危険さ」から逃れるための細い道は、唯一「今を生きる他者」のかすかな呼びかけに注意深く耳を傾けることによってのみ担保されるものではないだろうか。
「今を生きる他者」の呼びかけへの応答よりも、自らの信奉するイデオロギーの貫徹を優先させる「左翼」、そのような立場のことを、われわれは「スターリニズム」と呼び習わしてきたのではなかったか。

そして、現代社会においては、そのような「今を生きる他者」のかすかな呼びかけを傾聴できる可能性が、IT技術の進歩によって高まっていることも触れられています。

実際には、「当事者」の声を伝えるメディアはチベット人作家ウーセル氏のブログをはじめとして、インターネット上では探そうと思えば決して難しくはなかったはずだ。


せっかく、E-mailやblog、YouTubeといった便利なメディアがあるのですから、それらを充分使いこなして、有意義な人生を送りたいですね。