Vipassanaa Q&A マハーシサヤドーと現代のヴィパッサナー瞑想法

Huma2007-05-19


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本書は、ミャンマーを代表するテーラワーダ仏教の高僧、マハーシ長老による瞑想指導書です。
翻訳は長年マハーシ瞑想道場で修業をされている、ウ・コーサッラ西澤師によってされており、信頼できるものです。
テーラワーダ仏教の世界では、マハーシ長老といえば非常に高名ですが、残念なことに邦訳は「ミャンマーの瞑想」のみでした。
本書は、日本テーラワーダ仏教協会からの施本として、どなたでも無料で


http://gotami.txt-nifty.com/vpress/2007/05/vipassanaa_qapd_d54e.html


よりダウンロードし、閲覧することができます。

貴重な書物が多くの人の手に届くのは、本当にありがたいことです。


本書はミャンマーではとてもポピュラーな本で、様々な瞑想法があるなかで、修行者が混乱したり、悩んだりしないようにとの配慮で編纂されたものです。
マハーシ長老のアーナパーナ・サティに関する見解なども詳細に語られており、多くの修行者の疑問に応えるものになっています。
個人的にはマハーシ長老がマッジマ・ニカーヤの「小愛尽経」に言及されている部分などが興味深かったです。
さまざまな瞑想法の違いに疑問をもっているかたに、おすすめの1冊です。