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2、存在することへの欲望 


私たちは現世に対して執着し、また来世にあこがれの気持ちを持ちます。
(天界に生まれることを望むこともあります)


そして、究極的には、不死の存在たることをさえ望むようになります。


3、非存在への欲望 


私たちは、自分自身が自滅することを望むこともあります。


蛾の大群がろうそくの火に誘われるように、生きとしいけるものは、いやおうなしに、彼らの欲望の対象となる、これらの3種類の欲望へと引きずり込まれます。
そして、次々と執着の対象が生じることとなり、再生のサイクルが継続していくこととなるのです。 


これこそが、サンサーラ(輪廻)と呼ばれるものです。


(続く)