西国三十三所観音巡礼の本
観音巡礼の本―西国三十三所 日本最古の霊場1000年の聖域を歩く (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica エソテリ)
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2008/08
- メディア: ムック
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以前ご紹介した、『図説ブッダの道』
http://d.hatena.ne.jp/Huma/20080211
と同じ学研のエソテリカ・シリーズの最新作です。
1000年の歴史を持つ、西国三十三所観音巡礼の歴史と背景を探求するというテーマのムックになっています。
サイト管理人も、一部執筆・編集に参加させていただきました。
今回特筆すべきは、Malpu Designの河村誠氏によるデザインでしょう。
Malpu Designはたくさんの素敵な仏教書をデザインしているデザイン事務所で
http://malpu.blogspot.com/search/label/%E5%A4%A7%E6%B3%95%E8%BC%AA%E9%96%A3
「仏教書のデザイン=地味」という概念を覆したクールな作品を多く制作されています。
そのためもあってか、本書の全体のトーンは明るく、軽やかなものになっているのではないかと思います。
また、本書は巡礼の旅のガイドという実用的な側面もあります。
この点についても、本書は日本を代表する巡礼研究家、白木利幸氏の監修をうけており、類書と一線を画す、各霊場の開山の由来や興味深いエピソードが語られています。
巡礼の旅のお供として、またなかなか巡礼の旅に出る休暇が取れないかたは、自らは部屋にいるままに読書を通じて巡礼を追体験するのに、最適の1冊と言えるかと思います。