初期仏教キーワード

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拙著『初期仏教キーワード』が10月30日に発売になります。


本書は、スマナサーラ長老と藤本晃博士による『ブッダの実践心理学』を読む際の副読本として編まれたもの。


日本人にはあまり馴染みの薄いテーラワーダ仏教の用語を、いつもスマナサーラ長老がご指摘されるように、きちんとパーリ語で覚えられるようにと願い、制作いたしました。

『初期仏教キーワード』主要目次
序章 パラマッタ・サッチャ(勝義諦)
第1章 チッタ(心)に関する言葉
第2章 チェターシカ(心所)に関する言葉
第3章 ルーパ(色)に関する言葉
第4章 瞑想に関する言葉
第5章 その他の初期仏教の言葉


160ページ程度のコンパクトな本ですが、これ1冊でアビダンマッタサンガハに登場するチッタ(心)、チェターシカ(心所)、ルーパ(色)の基本的な概念を覚えることができます。


第4章「瞑想に関する言葉」では、しばしば混乱した理解が見られる40種類のサマタ瞑想について、アビダンマッタサンガハの分類に従い一覧化。
スッキリとわかりやすいものとなっています。


また、本書ではデザイナーの鰹谷英利さんに特にお願いをして、チッタ(心)、チェターシカ(心所)、ルーパ(色)のそれぞれを1ページに収まる図としてチャート化いたしました。


これにより、89種類(心)、52種類(心所)、28種類(色)と膨大な数があるアビダンマの用語をスッキリ分類。
これらのチャートをコピーして、壁に張ったり、透明な下敷などの中に入れて繰り返し見ることにより、あっというまに膨大な仏教用語が頭に入る仕組みになっています。


英語の辞書のようなビニールの装丁になっていますので、表紙のビニール・カバーを外せば持ち運びもしやすく、法話会や勉強会でお手元に置くリファレンス・ガイドとしても最適かと思います。


水野弘元先生の『仏教要語の基礎知識』のように、長く仏教ファンに愛される1冊となって欲しいと願う1冊です。