仕事でいちばん大切なこと
- 作者: アルボムッレスマナサーラ
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2009/04/23
- メディア: 単行本
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テーラワーダ仏教の高僧、アルボムッレ・スマナサーラ長老の新刊です。
サイト管理人も、一部編集に参加させていただきました。
スマナサーラ長老が、ビジネスを語った!
在日30年、著書85冊のスリランカ仏教長老が、ビジネスマンの悩みにズバリ答えます。
初対面の相手に緊張してしまう。
隣に座っている同僚がどうも苦手だ。
朝、起きるのがつらい。
仕事に目的意識が持てない。
お金の使い方が分からない。
いまの仕事が「ほんとうの仕事」だと思えない。
グローバリゼーションってなに? …といった、働く人なら誰でも抱える日々の悩みや疑問を、どう解決すればいいのでしょう?
(内容紹介より)
スマナサーラ長老は、これまでの著作でも、断片的にビジネスや、日本のビジネスマンが抱える問題についてコメントしたことはありましたが、ここまで本格的にビジネスや経済の問題について語ったことは初めてかと思います。
しばしば、仏教は現世否定的で消極的な思想と誤解されますが、本書でスマナサーラ長老が語っている仏教像は、それとは180度逆のものです。
言い換えるなら、それは、超現実主義(Ultra Realism)の思想といえるかもしれません。
そのような意味では、本書は
『自立への道』
http://d.hatena.ne.jp/Huma/20080804
や、ローバ(貪)とチャンダ(意欲)の違いを明快に解説した
『仏法の思考と実践』
http://d.hatena.ne.jp/Huma/20090213
と似たテーマを扱っている本といえるかと思います。
また、3月21日のエントリで、社会運動家のtu-taさんからもご質問があった仏教とお金の関係についても、
・お金儲けって、悪いことなのでしょうか
・仏教では、お金をどうとらえていますか?
という項目で解説しています。
仏教とお金の関係について関心のあるかた、毎日のビジネスの現場で、様々な悩み事に苦しんでいるかたは、ぜひご近所の図書館で手にとっていただければ幸いです。