気づきと智慧のヴィパッサナー瞑想

気づきと智慧のヴィパッサナー瞑想 (入門者のための理論と実践)

気づきと智慧のヴィパッサナー瞑想 (入門者のための理論と実践)

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私が翻訳させていただいた、マハーシ長老の『気づきと智慧ヴィパッサナー瞑想』がamazonで発売になりました。


2004年夏、私はこの本の著者であるマハーシ長老によって開かれた、マハーシ瞑想センターで修行をするため、ミャンマーを訪れました。
瞑想センターで主に私に瞑想指導してくださったのは、マハーシ長老の直弟子であるウ・ジャティラ長老。
本書の翻訳でもお世話になったウ・コーサッラ西澤長老をはじめ、瞑想センターでの生活を支援してくださったたくさんの方々のおかげもあり、大きな問題もなく約三ヵ月間の修行を終えることができました。


今年に入って、サンガの川島栄作さんからマハーシ長老の著書の翻訳を打診されたとき、当時のことが懐かしく思い出されました。
ミャンマーではマハーシ長老の名は知らない人のないほど有名ですが、邦訳された本が一冊のみなためか、日本ではまだその存在を知らない方も多いように思います。
ぜひ、このマハーシ長老とその瞑想法を一人でも多くの方に知っていただきたく思い、自らの非力を顧みず、翻訳に挑戦することにいたしました。


本書に序文をお寄せくださったアルボムッレ・スマナサーラ長老は、マハーシ長老の教えをこのように評しておられます。

仏教の本師はお釈迦様だとするならば、仏教の開祖様はマハー・カッサパ尊者です。
現代の仏教の流れを調べてみると、マハーシ・セヤドーはマハー・カッサパ尊者の役目を果たしているのです。
優れた仏教学者でありながら、優れた修行者でもありました。
セヤドーの著作にも、説法にも、指導方法にも「自説」は存在しません。
すべて、お釈迦様の教えそのものです。

ぜひ、書店でお手にとってご覧になっていただければ幸いです。