宗教問題 8

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8月27日に発売される、雑誌『宗教問題 8』に


「世界に広がるパオ瞑想」


というエッセイを寄稿させていただきました。


私が担当したページはともかく、今号では、特集「修行と暴力1」に力が入っています。


特集内では、覆面座談会という形式の限界はありながらも、現役の日蓮宗僧侶、曹洞宗僧侶、真言宗僧侶が集まり、各宗門内での修行と暴力について赤裸々に語っています。


これは、日本仏教内では長年タブーとされてきたテーマでもあり、管見では、これまで同種の問題を扱った書物には、著者自身が修行寺で、暴行、リンチを受けたことを告発しているネルケ無方『迷える者の禅修行』(新潮社)があったくらいではないかと思います。


また、曹洞宗の僧侶であり、スリランカで3年以上修行を続けている慈永祐士師による「上座部仏教の修行の場ではなぜ暴力が起きないのか」にはスリランカにおけるテーラワーダ仏教の修行の現場の実際が詳細に綴られており、類書のない、貴重な報告になっています。


それ以外にも、宗教ジャーナリストの小川寛大氏による幸福の科学産経新聞のつながりに関する論考など、あらゆるタブーを超越した刺激的な一冊となっていると思います。


ぜひ、書店でお手にとってご覧になっていただければ幸いです。