心は病気

心は病気―役立つ初期仏教法話〈2〉 (サンガ新書)

心は病気―役立つ初期仏教法話〈2〉 (サンガ新書)

好評の、スマナサーラ長老によるサンガ新書の第2弾です。
本書では、現代人が心を病んでしまうメカニズムを仏教の立場から解説しています。
世間一般の常識では、心を病んでいるのは一部の人、という考えです。
一方、お釈迦様の教えでは、誰もが心を病んでいる、と考えます。
では、どうすれば治療ができるのか?
スマナサーラ長老はその答えを「自我を捨てること」であると断言しています。
そして、それに至るまでの様々な処方箋が本書で提示されています。
第5章では「悩みへの答え」として、具体的な「会社の上司が嫌」「子どもが学校に行かない」などの悩みへのアドバイスも語られています。
新書ということもあり、お求めやすい値段で、入手も比較的しやすいかと思います。
サンガ新書ではこの調子で、現在入手困難になっている「ブッダは最高の治療をする」などの名著を新書で再刊してもらえれば、と思います。